2011.8.23 岩手県被災地現地視察6

岡田みきこ

2011年08月25日 03:31

岩手県山田町を視察

山田町の人的被害は、死者599人安否不明者数は225人です。家は全壊半壊含めて3000戸にのぼります。60cmの地盤沈下もあります。
明治・昭和そしてチリ地震と、過去に何度も津波によって尊い命を奪われるという痛ましい経験をしています。山田町では長い年月と巨額を投じて大規模な堤防を整備してきました。今回の大津波は、その堤防をも越えて町を呑み込んでしまいました。地震が発生し、いったん逃げた人達が家に戻った30分後に津波に襲われています。堤防は積木が倒されるように倒れていました。

この山田町には、三島市からの派遣職員鈴木啓司主任がいます。鈴木主任は、この山田町に7月から10月までの4ヶ月間滞在し、仮設住宅の手続き等の支援をしています。仮設住宅は1940戸が完成しています。仮設住宅が完成しても、家族構成により仮設住宅の規模や電化製品の容量が違うなど、細かい配慮や手続きなどが必要です。
避難所は8月末日でなくなります。

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