2012.7.30 三島市学校経営研究会
平成24年度三島市学校経営研究会が日大キャンパスで開催され、参加しました。
参加者は、三島市立幼稚園、小中学校などの教育関係者や議員など200人です。
内容は、大規模災害から子どもたちの命を守るために~釜石市での津波防災教育に学ぶ~と題した、群馬大学の片田敏孝教授の講演です。
片田教授は、人間は自分の命を守ることが欠落している。誰も自分が死ぬとは思わないで生活している。避難勧告、避難指示が出ていても誰も逃げない。それは大人の責任で、子どもを教育していかなければならない。学校の防災教育だけではだめで家庭、地域との連携が必要と話し、3.11の大津波から生き抜いた釜石市の子どもたちの防災教育について2時間半近くの講演でした。
3.11の大津波襲来の時、学校の管理下にいた児童・生徒たちですが、想定にとらわれることなく生き抜いた子どもたちの生存率は99.8%で、釜石の奇跡といわれています。
釜石の津波防災教育で子どもたちに伝えてきたことは、行政に委ねることなく、自らの命を守ることに主体的たれという信念に基づく「避難3原則」想定にとらわれるな・最善を尽くせ・率先避難者たれというものです。
先生方には、災害からもいじめからも「命を守る教育」をお願いしたいと思います。
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