2013.9.25 伊豆シカ

岡田みきこ

2013年10月08日 10:22

 地域活性スクランブルフォーラム健康部会では、「伊豆シカ」の肉を「蝦夷しか」のように開発し、まちおこしに利用できないかと研究会を重ねています。
 
 ニホンジカは明治から昭和初期にかけて全国で乱獲され数が減少しましたが、その後の保護政策などで、現在では全国的に増加し、分布域も拡大しています。
伊豆においても、ニホンジカの生息数は増加傾向にあり、それに伴って農林業被害も増加しています。伊豆は、広葉樹林も多く、温暖な気候といった条件から、ニホンジカの生息環境として適しています。そのために、
ニホンジカによる植林木の枝葉の食害と樹皮剥ぎの害、シイタケ原木林の萌芽枝の食害、シイタケの食害、ワサビの食害、果樹やイネの食害など多岐に渡っています。また。、猟友会の高齢化も深刻です。
静岡県においても、自然環境保護の観点から、「特定鳥獣保護管理計画(ニホンジカ)(第3期)」を作成し、科学的・計画的な保護管理により、ニホンジカ(伊豆地域個体群)の長期にわたる安定的な維持と農林業被害の軽減を図り、生物多様性の保全、及び人との適切な関係の構築を目指しますとしています。

スクランブルフォーラムでは伊豆市にあるイズシカ問屋さんにご協力いただく中で、11月21日22日に開催される三信ビジネスマッチングへの参加を目指しています。
駆除ではなく、自然の恵みとして商品開発をしています。
シカ肉はヘルシーで、シカの角は滋養強壮の効能があるようです。

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