スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

2012年11月07日

 この日の調査事項は別府市の“スポーツ観光”についてです。
 平成15年完成のべっぷアリーナ内で、ONSENツーリズム部観光まちづくり課誘致宣伝係の綾部さんにスポーツ観光の概要について、スポーツ健康課の三木係長さんに市民スポーツについて、それぞれご説明していただきました。また、べっぷアリーナ内もご案内いただきました。べっぷアリーナは指定管理者制度を導入しています。案内していただいたのは指定管理者のシンコースポーツさんでした。三島の市民体育館と同じ指定管理者です。(見慣れた制服なのですぐに分かりました(笑)
 別府市では、スポーツと温泉地と地の利等を生かし、スポーツ観光の推進をしています。べっぷアリーナの他、プール、野球場、サッカー場、総合運動公園等、全国大会が開催できる施設を多く所有し、平成20年のおおいた国体の実施により施設を整備しています。また、307軒の市内宿泊施設を持ち、アクセスも良いなどの利点もあります。さらに、別府市内のスポーツ施設・宿泊施設を利用することを条件に、延べ宿泊者数に応じた補助金制度もあります。
 誘致実績として、平成23年度には全国大会15回、西日本大会11回、九州大会47回、県大会80回、各合宿が16回実施され、延べ宿泊者数は37.686人となっています。しかしながら、過度の誘致により、市民が利用できないなどの市民スポーツとのバランス等の問題も発生しているようです。
 特に、稼働率100%のべっぷアリーナは、合宿やキャンプで1ヶ月間も同一団体が施設を独占することもあるようです。建設費44億円を投入して建設された施設も、誰の何のための施設であるのか、市民やスポーツ団体の協力や理解なければスポーツ観光の推進も実施出来ませんよね。
 また、大会開催には駐車場の問題などもあるようですが、プロサッカーチームの「名古屋グランパス」の春季キャンプ地となっており、子どもたちには人気があるようでした。
 写真はべっぷアリーナです。広さが分かりにくいですが、このメインアリーナはバレーボールコートなら4面、写真中央の仕切りの向こうはサブアリーナでバレーボールコート2面が取れ、ワンフロアーになります。
 別府市には、国際会議ができる別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」もあります。施設は2つに分かれていて、別府市市民ホールは、フィルハーモニアホールと呼ばれる、最大座席数1,190席の音楽専用ホールとなっています。1階席の周囲を、2~4層部分の馬蹄形に並んだバルコニー席が囲び、オペラハウスのような形状となっています。また、大分県立別府コンベンションセンターは、コンベンションホールと呼ばれていて、長方形のアリーナと固定スタンド1,910席の多目的スペースになっています。最大8,000人を収容できるようです。機会があれば、そちらの視察もしてみたいものです。


  

このページの上部へ