スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

2012年11月10日

 行政視察3日目の調査事項は、由布市の「地産地消・特産品ブランド化推進協議会」の取組についてです。
 ちなみに、由布市は大分県のほぼ中央に位置し、観光と温泉の湯布院町・農業の庄内町・商工業の狭間町が平成17年に合併した、人口約36000人の都市です。由布岳や黒岳が連なり、山に囲まれたのどかな風景の町並です。
 農業は米が中心ですが、農業従事者の高齢化や後継者不足等で農業人口が減少しています。観光業では温泉が豊かで、年間400万人の観光客が訪れます。しかし、宿泊客は70万人と減少傾向にあり、そのほとんどが通過型で、滞在型の観光振興をどうするかが課題のようです。
 そこで、由布市は「地産地消・特産品ブランド化推進協議会」を設立し、農業・商工・観光の相互の連携、創意工夫による地産地消の普及と定着、特産品の開発とブランド化等に着手して、雇用の創出や地域経済の活性化を図るよう取り組んでいます。
 由布市の課題は、観光客に提供できる「由布市産」の野菜や加工品が少ないとのことです。
この協議会は、由布市全体で採れる様々な農作物と、それを使いたい旅館や・ホテルを結ぶ仕組み作りを考えて実践できる人材の育成。地場の食品加工企業との連携により、食事や観光地の新たなブランドとしてのお土産などの特産品作りに取り組む人材の育成。「観光客が市全体を楽しめ、市民も全体でおもてなしをする由布市」作りの中心となる人材の育成。などを目的に、多彩なセミナーを開催しています。
 現在、全国各地から講師をお招きして、11のセミナーを開催しています。1つのセミナーが10~17講座あります。
 また、「由布ポタジュ」の業務委託し、給食センターへのカット野菜の販売、由布院の旅館への青果の販売、湯布院の旅館とタイアップした野菜セットの販売などを行っています。
 宿泊した旅館では、朝市が行われていました。また、市内3箇所に直売所もあり、その1つ「道の駅」も見学してきました。
 特産品商品開発の新商品は、新品種の黒大豆「由布のクロダマル」でお茶やきなこがあります。道の駅で「由布のクロダマル」は、探さないと見つからないくらいの扱いでしたがゲットして来ました。(写真を良く見るとPOPが間違っています。残念)。きなこ茶という感じで、体に良さそうでおいしいです。商品開発は5品目を目標にしているようです。
 合併により庁舎が3箇所あり、部局が3箇所に分散しています。30㎞離れている庁舎もあり、横の連携にも課題があるようでした。
 由布市には、おいしいロールケーキのお店が数多くあります。しっかり、お腹に納めてきました顔12  

このページの上部へ